7月も最後の日を迎えたので、異常な蒸し暑さの中ジムに向かい、看板前で作業をしているとミンミンと大音量で蝉が鳴いていた。
後ろを振り返っても、周りを見渡しても見つけることは出来ずにエレベーターに乗った。
4階のジムに来て鍵を開けて入り、担いでいたバックを下すと蝉が大声で鳴き、フィッテイングルームの上にとまった。
おそらく看板のところでバックに張り付き、ジムに見学に来たのであろう。
その後、女性2人が来たので、「何か気づいた?」と聞くと「何ですか?」といふので蝉のことを教えると気持ち悪がられたが、その後若者が来たので、同じことを聞くと「気づいていましたけど、誰も話題にしていなかったので、話したらいけないのかと思っていました」とのことだった。
蝉も地上に出れば、1週間くらいしか生きられないので、ジムの中でペットとして飼おうかと思ったが、同類がいないので可哀そうに思えてきた。
17時前に大音量で鳴き始めたので、上の階から苦情が来ても困るので、鷲掴みにして逃がしてやろうと思ったが、蝉は殺されると思ったのか必死に鳴き始めた。
左手でブラインドを上げるが何度も失敗して、蝉が怯えて鳴き叫ぶのでやっとの思いで、ブラインドを上げて窓も開けて、4階からほふり投げた。
斜めに元気よく飛んで行ったので、残された蝉生を存分に生きて欲しいと思った。
あまり蝉には関心がないやふな感じのパーソナルを受けた女性はパーソナル16回コースの2人目の完遂者となり、1ケ月で体重3kg減、ウエスト6.8cm減となった。
「灼熱地獄への勧誘者」といふ前回のジムのブログを読んで、昆虫界からも見学者が来るやふなジムになったのではないかとの自負はあるが、過信は禁物なので、動物界からの見学者が来てくれる程のジムを目指してみるのもいいのかもしれない。
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