日曜日は12:00からジムをオープンするので、ジムに来た。
少しすると、会員さんがトレーニングに来られて、トレーニングするのかと思ったら、「靴下を忘れました」とのことだった。
そういえば、2週間以上前からジムに男物か女物か分からない靴下の忘れ物があり、黒色の鉄のカウンターの上に置いて、忘れ物と紙も付けて、ジムに来られる人全員に「靴下忘れてないですか?」と尋ねるが、全員が「私じゃありません」とのことで、「2週間以上も持ち主がいないなら、捨てればいいじゃないですか」と言われる。
けふ、目についたので、カウンターの上から奥の本棚の上に場所を変えたところだった。
「忘れ物の靴下ならあるよ」といふと「借りてもいいですか?洗濯して返します」とのことだったので、「使ってもいいけど、もういらないので、自分のものにしたら?」といふと「え、いいんですか?ありがとうございます」とお礼を言って頂いた。
忘れ物の靴下が、トレーニング後の靴下の場合は、誰かの汗がいっぱい付いているかもしれないのではないかとも思ったが、特に気にしなければ大丈夫なのだろう。
私も、重厚な黒色の鉄のカウンターの上に毎日、忘れ物の靴下を何度も何度も見て、大脳に色や形をインプットされ、正直、厄介払いが出来てほっとした。
懸念事項は、人知を超えたところから解決策が湧いてくるといふ証明のやふな気がした。
その後も会員さんが何人もトレーニングに来られて汗を流されたが、カウンターから消えた靴下に気付く人がいなかったのはやむをえないことなのか?
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